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3月, 2014の投稿を表示しています

[Sato]スミスで得た人との繋がり

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こんばんは、更新が遅くなり申し訳ありません。  スミス大学では春学期も残すところ半分となってしまいました。  よし、あと半分だ!と捉える人もいれば、まだ6週間もあるのか…と捉える人もいるでしょう。  ここスミスでは、 一ヶ月に一回何かしらの連休があった秋学期とは違い、春学期には週末と連携した休みと言えば3月の中旬に一週間の春休みのみです。先週がそうでした。家族の元へと帰省する生徒もいれば、友達と暖かいフロリダやカリフォルニアへと旅行を楽しんだ生徒もいました。私はというと、所属させていただいているラクロス部のDC遠征へ行きました。まず、何をするかをはっきりと伝えられておらず、とりあえずありったけの服を持ってこいと言われたところから、私がこれまで経験してきたような合宿や遠征とは違うと感じました。しかし、そのような適当なアメリカ人の国民性は嫌いではありません。むしろ、時間やスケジュールにキチキチな日本人といるよりはよっぽど気持ちに余裕があります。 学業から離れ、好きなスポーツを好きな人達と過ごすことができ、私の春休みは言葉にならないほどに最高で、とても良い経験ができたと思っています。小さいチームですが、一人一人がお互いを思い合い、人数が少ないからこそ個々間の絆も深く、このようなチームに所属できていることを心より誇りに思えた一週間でした。  そして遠征後は本格的にいつ帰国するかなどを家族と話し合い、留学も残すところ1ヶ月半となりました。 この1年はあっという間に過ぎ、驚きを隠せないです。  春休みが最高に楽しかった分、チームメイトや友達と離れるのが嫌で、気を緩ませたらいつ泣き崩れるか分からないほどにメンタルは耐えていない日々が続いています。しかし、そう思うたびにそれだけここが好きなんだなー、と、改めて恵まれていることを実感しています。今まで以上に小さなことに幸せを感じ、友人やチームメイト、クラスメイトと共に過ごす時間を大切にしたいと思っています。 そういえば現在私が受けている授業の一つで、「目に見えないもの」を「感じる」には、どのような方法があるかという話し合いをしました。例えば、時間。時間を感じるには? 最近になって雪が溶け、枯れ果てたキャンパスを見たら長かった冬がようやく終わるという季節を感じること

[Momoha] 語学

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スミスは外国語の授業が充実していて、私も実際フランス語の授業をとっており、課題に毎日苦戦しています。私はどうしても語学が苦手で、いくら辞書を引いて分からない単語の意味を一つ一つ調べても、いざ文として読んでみるとさっぱり理解できない事が多々あります。英語はまだましですが、私の場合、一文ごとのはっきりとした意味よりも全体的なニュアンスで捉えてしまいがちなのです。それでも続けるのは、今までの経験からこの勉強の仕方が自分にとって一番効果的なことを理解しているからです。語学で苦労されている方は早く自分に一番いい勉強法を見出せればいいですね。 語学って大変だなとよく思います。今留学したいと思ってこのブログを読んでくれている方はどうなのでしょうか。語学留学という括りがあるぐらいですから、語学を学びたい、だから留学したい、そう思っている方も多いはずです。しかし、その語学レベルの高さが何であれ、簡単なわけがありません。留学生は少なからず言葉の違いに苦戦し、厳しい事にこれは数を重ねる他に上達方法はないと思われます。たくさん喋り、たくさんその言葉に触れ、たくさん読み書きを繰り返すことによって少しずつ身に付いて行くものです。ほんやくコンニャクが発明されれば話は別ですが。(分からない方は、ドラえもん 言語 で検索) しかし、ここからは個人の意見ですが、新しい言語を取得することに夢中になりすぎて母語を忘れないようにすることも大事だと思います。私は高校で英語漬けの毎日を送っていましたが、母親に「間違った日本語使ってたら教えてね」と言ったのはいいものの電話もろくにせず、日本語に触れるのはたまに見る日本語の動画やJ-Popぐらいでした。怖いのは長期間疎かにしているとびっくりするほど低下することと、そんな低下現象に気付かないことです。ある時母親に「試験をとる」と説明していると、「それおかしいよ」と言われ、ハッとしました。英語では確かにTake an examという言い方をしますが、日本語で「試験をとる」とは言いません。私はそれがおかしいことにさえ気付かなくなっていたということが、すごく怖くなりました。「日本語は母国語だから大丈夫。」そんな根拠のない自信がありましたが、このことがあってから焦りを感じるようになりました。いつか英語も日本語も中途半端になってしまって最終的には自分の思いや

[Nanami] アジア系アメリカ人 その(1) ヴィンセント•チン

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こんにちは。今回のブログはニューヨーク州のブロンクスヴィルからお送りしいるNanamiです。春休みと言うことでワシントンD.C.へ旅行しに行く途中にニューヨークで一晩友達のアパートに泊まっています。夕食は彼女が紹介してくれたニューヨークで一番美味しいと言われている日本食屋さん「ケンカ」で久しぶりに本格的な日本食を食べました。とても幸せです 笑 今日の課題は先週Smith&Me.のFacebookページで約束した通り、アジア系アメリカ人の現状について伝えて行きます。アジア系アメリカ人の歴史は長くて深いものなので、なかなか一つのブログでは伝えきれないと思うので何個かに分けたいと思っています。今回のブログは「アジア系アメリカ人」と言う言葉の誕生について書きます。私はスミス生徒団体の一つAsian Students Association(ASA:アジア生徒団体)の会議委員長を勤めています。これからのブログはおもにASAに参加し始めてから学んだアジア系アメリカ人の現状を伝えたいと思います。 アメリカは世界中からの移民が集まってできた移民大国です。ある意味国民の多様性はとても良い事ですが、人種差別行為は初めてのヨーロッパ人がネイティヴ•アメリカンと対面したころから大問題でした。今でも続いています。アメリカでの白人が最有力な人物となり、他の黒人、アジア人、中東人などは例えアメリカで生まれ育ったとしても、見かけで判断される事が残念ながら多いです。 ヴィンセント•チン:27歳の中国系アメリカ人。彼は職場で充実し、結婚直前というまさに輝く将来へ目指していた80年代アメリカのどこにいてもおかしくないような若者だった。1982年6月23日、彼は友達と近所のバーで結婚祝いをしていた。そこに「お前のせいで俺らの職場が減るんだ!」と訴えた二人の白人男性がヴィンセント•チンを野球バットで殺害した。殺害行為を行った二人に下された判決はたったの執行猶3年と罰金3千ドル。実はそのころ、景気の悪化の為アメリカは国産自動車よりも日本から輸入されていた自動車の方が盛んだったので、国産自動車産業は日本自動車産業に対して悪意を持っていた。しかし、そんな経済問題にまったく関係なかったヴィンセント•チンがたまたま日本人のようなアジア人に見えただけで殺害されたと言うニュースはアジア

[Ayaki] 人生初のテキサスと春休み

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こんにちは!私は一昨日から始まったスミスの春休みを利用して友人と共にテキサス州のヒューストンに遊びに来ています。旅行を計画するに当たり、まず私と友人は一番値段が安いルートを選び、その結果、まずはスミスのあるノーザンプトンからボストンまでバスで行き、Logan International Airportというボストンの大きな国際空港からヒューストンまで4時間のフライトで行きました。 これだと、空港までは遠くなりますが、いつも利用しているスミス最寄り空港のBradley International Airport 経由で行くよりも、ずっとコストを節約できたのです。何しろ学生ですので、とにかく休暇を楽しみつつも節約しなくては! ノーザンプトンにまだいる時に、ヒューストンの天気予報を確認し、19℃という表示を見て、本当にそんなに「暖かい気候なのだろうかと」少し疑わしく思いました(何しろノーザンプトンはすぐに−10℃を超えるほど寒さの厳しいアメリカ北東部独特の気候ですので)。でもやはり、ヒューストンで飛行機を降りたとたんに気候が暖かく、この暖かさは本当だったのだと感心しました(笑)。ノーザンプトンの雪もとても綺麗ですが、やはりこういう気候も良いですね。 テキサスは初めてで、どんな所なのか想像がつきませんでしたが、きっとここの人は俗に言う「南部なまり(Southern accent)」なのかな〜と思っていました。もちろんですが、実際には全くそんなことありませんでした(笑)。しかもヒューストンに来てこれを書いている今まで、実は一人もSouthern accentの人にまだ会っていないということに気づきました。やはり、メディアの影響力はすごいですね。これまで様々な国に住み、多様性のある環境にいてあまり一般の価値観や思い込みには振り回されていないつもりでいましたが、やはりステレオタイプというものに実際には自分は影響されているということに驚きました。いまならば外国でよく言われる「日本人は、毎日寿司を食べる」という概念を信じる人がいるというのも、少しは納得できるような気がします。 ところで、勉強熱心なスミス大のことなので、春休み中にも宿題はあります。そこで、私の今取っている授業の一つを紹介したいと思います。それは、Intermediate Fictio

[Suzu] 春休みキターーーー!

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みなさんおはようございます、Suzuです 中間テストも終わり、明日から春休み。 やっと一息つける頃になりました。 春休み・・・毎日勉強詰めの学生にとって休みほど嬉しいものはありませんね。 今年の春休みはワシントンDCに住むルームメイトの家におじゃましようかな、と計画を立てていた私ですが、おとといそんな計画は無に。 親とスカイプをしていたら、(特に父が)寂しいから春休みは帰って来なさい、ということになったので急な予定変更でただいま空港で飛行機を待っているところです。(写真)貯めたマイルを使って10日間帰ります。 インターナショナル生は春休みはルームメイトがいる人はルームメイトの家に行ったり、友達とボストンやニューヨークを訪れたり、キャンパスに残って静かな時間を過ごす生徒もいます。スミスミメンバーも各自楽しい休みの計画を立てている事でしょう。現に私も去年の春休みは友達とニューヨークを一週間満喫しました。 しかし実家に帰るインターナショナル生はなかなかいないと・・・なぜならアメリカでの春休みは大体一週間程度。日本に帰るとしたら時差ぼけがなおった頃またこっちに戻って来て時差ぼけになってしまう・・・ 今回春休みに帰るのには抵抗感もある私ですが、今年は夏休みを半分しか日本で過ごさないのとこれから3年、4年生になるにつれてインターンシップや仕事で忙しくなるので夏休み・冬休みでさえ家に帰る時間が少なくなるのとで今回は帰ろうかな、という気持ちになっています。 ああ・・・大学生活半分がもうすぐ終わり。あともう半分、時間はさらに早く過ぎて行って家族と過ごす時間が少なくなると思うと一緒にいる時間をもっと大切にしよう、と思えてきます。 まあ春休みの後は2ヶ月でまた日本なんですが。 日本、満喫してきます。 春休みに突入する学生さんたち、素敵な休みをお過ごしください! あとみなさんも家族に電話の一本でもいいので、連絡しましょう♥ Suzu

[Hanae] スミス投資部と金融機関の職場環境、そしてネットワークの重要性

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お久しぶりです。前回の更新から二ヶ月近く経ってしまいました・・・。すみません。なにより私が書かなかった分、他のメンバーの負担になってしまい、この場をお借りして謝罪します。みんなごめん! さて、中間テストも終わりに近づいてやっと時間が出来ました!とりあえず今回は私が企画係権広報をやらせていただいてるSmith College Investment Club(投資部)と先週投資部と行って来たWall Street Trip(ウォール街トリップ)について語りたいと思います。日本語ではあまり投資の話をしないので不適切な言葉を使っていると思いますが、そこは目つぶっていただければ幸いです。 まず初めにスミス投資部の大まかな説明をしたいと思います。投資部は15万ドル(約1500万円)以上のポートフォリオで実際に様々な株を所持しています。部内では主にプレゼンで株の評価をし、部員達でどの株を買うか、または売るかを決めています。ただいま投資部では4つのセクター(分類)があり、株の種類で分けています: ・Consumer & Retail (Ebay・P&G・Walmartなど) ・Diversified Industrials (3M・BP・CSX Corporationなど) ・Healthcare (Amgen・Emergent Biosolutions・Johnson & Johnsonなど) ・Technology, Media and Telecom (Disney・Microsoft・Qualcommなど) 括弧の中身は実際に投資部が所持している株です。75%の利益はスミスの学費援助金に行き、25%は生徒活動の資金に行きます。 メンバー全員が4つのセクターのどれかに所属しており、買いたい株を調べプレゼンをすると言う感じです。株の売買以外ではメンバーが金融関係のワークショップをしたり、ゲストスピーカーを呼んだりしています。そして2、3年に一度のペースでウォール街トリップを行います。先週の金曜日に私が行って来たのがそれです。 今回のトリップでスミス卒業生のネットワークの重要性に改めて気づかされたことは勿論ですが、金融関係の仕事場の環境がいかに男性で成り立っているという事にも改めて気づかされました

[Sato] 理系から文系へ。

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こんにちは、 3月に入り、徐々に暖かくなる日を期待していましたが、ただいま-13℃の体感温度は-19℃と、ここノーサンプトンは春はまだまだ遠そうですが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。 先日「リケジョ」についてMomohaの説明がありましたが、私も高校は理系でした。今日は私がなぜ大学で理系を選ばず文系を選んだかについて書きたいと思います。 高校は「国際」という名前がついていたものの、英語の授業以外は普通科でしたので、私は高校1年生の3学期に文系か理系を決めることができました。帰国して3年近くたっていましたが、どうしても古典が苦手なことと、日本史に出てくるありとあらゆる名前や漢字を覚えることができないだろうと思ったため、迷わず理系を選びました。また理系科目は答えが必ず一つ、という白黒はっきりするところが好きなことも理由の一つでした。 そして高校2年生の終わりから3年生にかけて、進路相談会等が始まり、大学はどこの学部へ行くか、どのようなことを勉強したいかと考えるようになりました。理系の学部へ行くことも考えましたが、どうしても英語を捨てきれない気持ちがありました。しかし、文学部へ進み「英語」を学ぶ自分も想像が出来ず、かといい最初からアメリカや海外の大学へ行く自信もありませんでした。 アメリカの大学も行きたいけど、将来のことを考えたら日本の大学も卒業しておきたい。そこで、相談に相談を重ね、留学が出来る学部を探すようになり、秋田県立の国際教養大学や、東京の早稲田大学国際教養学部、など、調べていくうちに「国際教養」という学部・学科が目に止まりました。 "国際教養教育の目的は、 1. 学びや経験を通した知識と理解の広がり、 2. 問題解決のためのスキル、 3. 新たな探究心や創造的な思考力の修得を通して、状況に応じて適切な判断が下せる多角的な視点を身に付けることにあります。” (国際教養大学ホームページより抜擢) 大学によって多少の違いはありますが、基本的に理念は上記にそっています。将来何がしたいか明確に分かっていなかった私にとって大学入学と共に一つの専門知識を学ぶことを決心するより、このようなスキルを身につけることが社会に出たときに役に立つのではないかと思い、今の学部への進学を決めました。

[Momoha] エンジニアリング

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リケジョ。そんな言葉ができてしまうくらい世の中には理系女子が少ないということは皆さんご存知だと思います。留学先で理系に進むのは少し抵抗があるかもしれませんが、そんな抵抗を少しでも減らすためにも、今回は私が専攻するエンジニアリングを紹介しようと思います。エンジニアリングとは、日本で言う工学部に値すると考えて頂いていいと思います。 高校の頃から数学や物理が好きでしたが、こりゃもう!!!理系以外ないよ!!!と思ったのはいつだったのか自分でもよく分かりません。ただ、色んな経験をして、将来像に期待を膨らませる周りに遅れを取りながらも、徐々に理系に進む自分が想像できるようになりました。大学受験ギリギリでやっと、漠然としていましたが、ものづくりがしたいと思うようになりました。アメリカと日本の技術を合わせて共に何かを作ったらすごいことになるんじゃないか、そうなったらこの二つの国を結ぶ役目をしたい、と。 アメリカの大学に行きたい。そうすると、私の次の課題は、じゃあ何を専攻するか、でした。実際、色々調べてもエンジニアリングとは何なのかよく理解が出来なかったのが本音です。今私が思うに、エンジニアリングとは、要は「ものづくり」だと思います。企業などの「クライアント」が要求するものを一般の「ユーザー」に向けて作る過程のことを言います。研究とは違い、技術や使いやすさの他にもコストや環境にいいかどうか、などの配慮が必要です。ものづくりがしたいの!!と親に言って、うん分かったじゃあ学費用意するネ☆となるほど世の中は(多分)甘くないので、エンジニアリングに興味がある方は早急にエンジニアリングについて調べ興味を深めることをお勧めします。これは、エンジニアリングにも色々な種類があり、大学でエンジニアリングを専攻するとなると大学受験時に分野を決める必要があるからです。 調べても調べても、どの分野がいいかなんて分かったもんじゃない!!という方は、是非スミスに来てエンジニアリングを専攻して頂きたいです。というのも、スミスのエンジニアリングの特徴は一言でいうと「広く浅く」で、分野を決めずとも色々な分野の基礎知識を学ぶことができるからです。私も、エンジニアリングを専攻していると言っても、一年目に受けたエンジニアリングの授業は2つだけでした。他は、ビデオでも話した通り、フランス語やら経済